フィフティーン・・・００６

こぼれ玉にしてからの初お題になります。
今回のお題は「後付けの理論」
夜更かしをしてはいけないというのに、ネタが浮かんで忘れたくなかったために今しがた書き上げた品です。
ウルアリな感じでアリス視点です。
同性であるというのにアリス視点のほうが書きづらいというのはこれいかに…本当にウルのほうが書きやすいんです。何でかなあ。
今回もまた私の勝手な理想が入り込んでいると思います。
なので、深めの心で読んでいただければありがたいのです。
お題をお借りした場所はフィフティーン様↓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　押すと飛ぶ！ハズ…

なんだか口調が変かもしれない…そしてノートパソコンは使い慣れていないのでうちづらいです。うう。

最初は、何気ない会話をしていたんです。
ベットに入って、でもまだすぐ眠れるわけじゃない、なんとなくあいまいな時間。マルガリータさんが、少しだけ意地悪そうな笑みを浮かべて尋ねてきたんです。





６．後付けの理論





「ねえ、アリスはあの坊やのことどうして好きになったの？」


「…え？」


「え？じゃないわよ。ウルよウ・ル。前に言っていたけど、出会いは最悪だったんでしょう?」

「そ、そんな…最悪なんていってませんよ。ただ、少し普通じゃない出会い方をしただけで…」

「いきなり目の前で化け物の頭をつぶして切られた腕をくっつけるなんて最悪以外のなんでもないわ。」

「…」

そうなのかもしれない。出会った列車内は血の匂いにあふれ、ウルは腕が切断されてしまったことを気にすることもなくかまいたちを握りつぶしていた。今はもう過去のことであり、そしてウルへの感情の変化で曖昧になってしまっていたけれど、あの時私は確かに、攫いに来たロジャーベーコン（本当のロジャーさんではなかったけれど）
とともにウルに対しても怯えていたから。

「帰ってきてからは前より少し落ちついているけれど、あなたたちと出会ったときとあまり変わっていない気もするし。やっぱりどうしても分からないのよ。」

「どうして…なんでしょうね」

「って、あなたも疑問形なの…？」

「はい…」

この感情の、始まりを考えたことなんてなかった。だからといって、ウルに対する気持ちは曖昧なものではない。
気がつけば今ある場所に存在していて、それをきちんと意識したことがあるのは大連で乗った船の上だった。そこが始まりといったら始まりなのかもしれない。でもそれはすべて後になって思うとという、そんな程度なのだ。

「一目惚れ…ではないと思いますけれど」

「けれど？」

「出会ってすぐに心のどこかで安心してた…かもしれません」

「それって一目惚れなんじゃないの？」

「そうなるんでしょうか…」










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時期は１のウル復帰後のホテルの一室…にあたるのかしら（なんであいまい）
今回はろくなプロットも考えないで書いたのですごく不安です。でもプロット立てても同じくらいに不安です。（もはやプロットの意味がない！！

何度もＳＨをプレイしてはいますが、未だに二人の感情の変化はいつなのかがすごく曖昧です。
勝手な理想としてはアリスはキツネ面が最初に現れた後くらいからちょっとずつ気になっていてくれればいい…自分とは違いの多いウルにどきどきしてくれればいい…！！
ウルはいつの間にか本気としか考えられないです。想像力が乏しくて悲しい…(泣)
恋心がわきあがる瞬間がはっきりとしないときもありますよね！なかったらどうしよう…(汗)