日常やらお題消化やらわめいたり悶えたり、そんな感じの場所のなれの果て。
つぶやくには長い言葉や、SSやら映画の感想やら、Twitterより濃いめの冬野さんの根城予定。
きのう2を上げたばかりですが、学校の自習の時間に思いついてしまったので、そのまま一気に書き上げました。
お題は「それでも地球は廻っている」
恋愛系お題だったはずなのですがまた出てくるのは1人です。ウルです。ウルアリです。
お題に添えた内容にできたか少し心配(ヲイ)
お題をお借りした場所はフィフティーン様
押すと飛ぶ!ハズ…
※注意!!
精神的に脆いウル嫌い!というお方には向いていないかもしれません。
「そんなもんでしょ!」 「平気平気!」というお方は
追記よりどうぞ。
お題は「それでも地球は廻っている」
恋愛系お題だったはずなのですがまた出てくるのは1人です。ウルです。ウルアリです。
お題に添えた内容にできたか少し心配(ヲイ)
お題をお借りした場所はフィフティーン様
※注意!!
精神的に脆いウル嫌い!というお方には向いていないかもしれません。
「そんなもんでしょ!」 「平気平気!」というお方は
追記よりどうぞ。
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3.それでも地球は廻っている
己の時は止まってしまったのだ
救いを見つけようとしてくれた少女が去った今、そこには彼と、呪いにより大木に取り込まれつつある彼らしきものしかいなかった。
ウルムナフは、その木にいる自分を見つめながら己の今までに思いをはせていた。アリスを失った瞬間から、彼の心を置き去りに、世界は廻り続けた。ヤドリギをその身に受けたときから始まった旅の中で、どんな場所へ赴き、どれだけの人と関わり、どれだけの思いを人から向けられようと、彼の心は少しづつ蝕まれ、抜け殻も同然の状態となっていた。きっと何かのきっかけさえあれば、一瞬の内に崩れ、跡形もなく消滅してしまうだろう。何もなくても、時間の問題なのだ。そしてその崩壊が、そう遠くない先で現実に訪れる事を、彼は理解していた。彼の受けた災いは、それに関して目覚しいほどに手助けをしてくれたのだ。
「自責とか、葛藤ってやつから解放されても、変わることはなかったんだよな」
もし呪いを受けなければ、彼の心はこのように崩れる事はなかったのか?否、たとえ受けることがなかったとしても、己を省みることなく、そして心が朽ちてゆく事も知らず、彼は走り続けていたであろう。そのことに気がつくか気付かないか、そんな些細な違いにしかならないのだ。
「誰かが悪いとかじゃない、ほかならぬ俺自身が耐えられなかったんだ。」
そう呟くと俯き、さらに思考をめぐらせる。
こうなった事への恨みも怒りも、悲しみさえも彼にはなかった。ただ彼の気持ちは、これからつけるであろう落とし前の、その先へとあった。
「決着…いや、その後の僅かな時間までもつだろうか?何とかしてけりはつけなければならない。だからといって負けるのは無し、どんな世界であろうと、あいつの愛した、あいつと生きた世界なんだ。投げ出したりなんてしたくない」
もう一度彼はもうひとりの自分に目を向けた。
「おーい、俺っぽいの。あと少しでいいからさ、取り込まれずにふんばっていてくれよ。俺は、俺のままでいたい。終わりまで、あいつが、アリスが愛してくれた俺で。…って、聞こえてないのかもな。」
おどけたように肩をすくめた後、彼はひらひらと手を振りつつ、うつつへと去っていった。
++++++++++
一日中(午前中授業ですが)自習だったので考え付いたブツです。
4時間中1時間は読書に使ったので3時間くらいで作ったのかな・・・集中して考えると結構早く作れるのだなあと感心してみたりしました。
といっても、こういう捉え方でも大丈夫なのかしら?と不安になります、恋愛要素が薄い気が…(汗)人生の中で、誰かに惚れはしたけれど付き合い云々は幼稚園のときだけですからね。あはははは・・・・
ウルのイメージというと肉体的には強いけど精神的には危うい所がある、と捉えていたりします。アリスはその反対で肉体的に儚いけれど精神的には強さがあるかな・・・と。
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プロフィール
HN:
冬野れんげ
性別:
女性
職業:
事務して絵を描く人
趣味:
妄想・読書・映画鑑賞
自己紹介:
ウルアリ/蔵アナ/日向夫妻
(シャドウハーツ)
ネウヤコ(ネウロ)
杉リパ(金カム)
髭ドレ/金酒/アスエウ/
シグブリュ(えふご)
イエモン
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カプ燃えするタイプ
映画はホラーとアクションとコメディが好き
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