日常やらお題消化やらわめいたり悶えたり、そんな感じの場所のなれの果て。
つぶやくには長い言葉や、SSやら映画の感想やら、Twitterより濃いめの冬野さんの根城予定。
ようやくこれでお題終了です。
最後は「DON'T DISTURB(邪魔すんな) 」
シャドハ無印のウルアリです。
魔界扉にたどり着く、その前の話。
お題をお借りした場所はフィフティーン様↓
押すと飛ぶ!ハズ…
最後は「DON'T DISTURB(邪魔すんな) 」
シャドハ無印のウルアリです。
魔界扉にたどり着く、その前の話。
お題をお借りした場所はフィフティーン様↓
+ + + + + + + + + +
刺々しい乾いた枝
いちいち服に引っかかって、ぱきぱきと折れる音が絶え間ない。
そのくせ地面はじっとりしていて
落ち葉とか、少し前に生きていた名残がずっと敷き詰められていて
踏ん張りにくいというか、少し滑りやすくなっている。
暗い林の中、はやる気持ちを抑えながら進む。
いつもよりたどり着くのが遅い気がする
それどころかいつもはこんな場所に来たことすらない。
どうして俺の心の中だというのに、俺の思う通りには行かないのか
今もまだよく分からない。
最後の足掻きというやつだろう、もうこんな子供だましみたいなことしかできないのだ。
あのぼろい杯を手にしてから、ようやくここまでたどり着いた。
四仮面の契約の綻び、それに気がついてからは一気に奴らをねじ伏せた。
それでも奴らは現れる。呪いは完全に断ち切れてはいない。
いつもの墓場が見えてきた。まとわりつこうとする茨を蹴倒し、
かび臭いその敷地に入る。
あとひとつ、あとひとつ何かがあいつを縛り付けている
推測でも勘でもない、どこか確信めいたものが俺を突き動かす。
いくつものある中にひとつだけ、
小さな墓石。そこに刻まれた名前。
こんなものを用意しやがって、ふざけるにもほどがある。
こいつらのくだらない呪いなんかで、アリスを失ってたまるか。
あの城で再会してから、いやもっとずっと前から。あいつのそばにいるって決めた。
あいつの笑顔を守る為なら、俺たちの邪魔をするなら、何だって叩き潰してやる。
瘴気の立ち込める扉を前に、一呼吸おいて、拳を振り上げた。
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プロフィール
HN:
冬野れんげ
性別:
女性
職業:
事務して絵を描く人
趣味:
妄想・読書・映画鑑賞
自己紹介:
ウルアリ/蔵アナ/日向夫妻
(シャドウハーツ)
ネウヤコ(ネウロ)
杉リパ(金カム)
髭ドレ/金酒/アスエウ/
シグブリュ(えふご)
イエモン
スピッツ
アーバンギャルド
女王蜂
カプ燃えするタイプ
映画はホラーとアクションとコメディが好き
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