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日常やらお題消化やらわめいたり悶えたり、そんな感じの場所のなれの果て。 つぶやくには長い言葉や、SSやら映画の感想やら、Twitterより濃いめの冬野さんの根城予定。
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OP前のはじまり妄想。
帰る場所も、家族もうしなったウルは投げやりで、明日死んでもそん時はそん時だけど黙って殺される気は無いよ!とか考えてそうな感じ。欲望とかもなんか溜まったら出す、ご飯も減ったら食べるみたいな、けもの!!そんな感じ!

シャドウハーツ11周年の素敵な日に泊まり勤務でしょんぼりです。
とりあえずワンクッションに手直し。今日も明日もこれからも、私の一番です。

+ + + + + + + + + +


毎夜夢を見る


暗く湿った墓場の中で
俺の業が俺を喰らい尽くしていく


肉を裂き血を舐め取り
骨のひとかけも残さずに
記憶も思いも何もかも
魂の一片たりとも逃さずに

目が覚めて悪夢から逃れても
現実でも異形は迫り来る
殺した所でそいつらも夜が訪れる度
俺をバラバラにする





繰り返し繰り返し





この日々に終わりは来るのだろうか?
いつからか頭痛と幻聴が始まって
こんな日常だ
俺はおかしくなったのだろう

それでもただ生きている

何の為だろうか?答は見つかる気配もない





















揺れる列車の座席は、眠るには少し窮屈で。なんだかくだらないことが頭をよぎってしまった。幻聴に言われるまま乗り込んだものの、これといったおかしな気配もない。


欠伸を噛み殺したその時だった。
背中にぞわ、と不快感が広がる。どろりとした黒い感情の塊のようなものが、ゆっくりと前の車両へと歩いて来る。






こいつだ。




コツコツと靴音が真後ろを過ぎていく。
何が始まるのか、それの目的はなんなのか、俺には正直どうでもいいのだ。襲ってくるなら先に相手を薙ぎ倒し、引きちぎる。そうすれば現実で殺されることはない。


この場に似つかわしくないその男に気取られぬように立ち上がり、ふと口角が上がっていることに気がついた。何故だか胸がざわめく。わからないまま、悲鳴とともに漂い始めた血の臭いの中、俺はその扉に手をかけた。

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プロフィール
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冬野れんげ
性別:
女性
職業:
事務して絵を描く人
趣味:
妄想・読書・映画鑑賞
自己紹介:


ウルアリ/蔵アナ/日向夫妻
(シャドウハーツ)
ネウヤコ(ネウロ)
杉リパ(金カム)
髭ドレ/金酒/アスエウ/
シグブリュ(えふご)
イエモン
スピッツ
アーバンギャルド
女王蜂
カプ燃えするタイプ
映画はホラーとアクションとコメディが好き

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